【体験記】ScanSnapとの6年間を振り返ったら生活が一変していることに気づいた
本記事の目次
はじめに
本記事では、「富士通 ScanSnap ix500」をご紹介します。
本製品は、2019年3月31日を持って製品販売終了しました。これを機に振り返ったところ、私の生活を一変してくれた製品であったことに気づきました。後継機の検討材料整理と、長らくお世話になった感謝を込めて、体験記レビューを寄稿します。
富士通 ScanSnap ix500 製品ページ(別サイト)
ix500 の後継機として、ix1500 が販売してあります。
購入の動機
当時(2013年)の部屋を考えると、今では発狂ものです。次のような危機感と関心を持っていた時期でした。
- 埃を被る物が多く溜まっていた (再度見返す、何度も使うものが少なかった)
- 職場が変わったばかり。職住を近づけるために引っ越しを考え始めていた。
- タブレットで見る電子書籍が見やすかった (電子書籍に興味を持ち始めた)
そんな中で出会ったのが本製品であり、”自炊”と呼ばれる破壊的スキャニング作業でした。
本棚の書類を裁断して、Scansnapで読みます。読取りデータをPDF形式に整理して、どんどん部屋が片付いていきました。結果、漫画や雑誌、書籍含めて約2000冊を処分できました。その後、断捨離にも目覚め、本以外もどんどん捨てていくスタイルに変わる機会を与えてくれたと、今では感じます。
良かったこと(重宝したこと)
読み取ったデータをPDFで保存してくれる
購入当時のスキャニングシステムに抱いていた機能レベルが「画像化」まででした。私が抱えていた課題を解決するため、本を電子化する=PDF化は、必須です。購入理由を決定的にしました。
重なり検知・空白自動削除に助かった
読取りで一番発生悲しいことが「紙の重なり」です。裁断や本のコンディションが大きく影響するため、人手で防ぐには限界があります。この機能のおかげでいくつもの不備が救われました。
また、読み取ったソフトウェア機能では「空白は自動削除」もしてくれます。このようにかゆいところに手が届いている機能が本製品の満足度を支えていると感じます。
ScanSnap Manager が便利すぎる。
上記2点を包括してます。そもそも付属ソフトウェア「ScanSnap Manager」が便利すぎました。非常にわかりやすいインタフェースに加えて、PDFの補正編集、Scansnap設定変更が簡単です。
多くの人が利用している為、情報が豊富だった
本製品の一番の強みかも。
まず、保守を担うPFU株式会社のホームページがわかりやすいです。困ったらまずこちらを参照すれば、大抵のことは解決します。
ScanSnap よくある質問(別サイト PFU株式会社)
また、多くの利用者がいるため、検索すると大抵の情報やレビューもでてきます。
困ったこと
経年劣化には勝てない
多くの本を読み取っていると、”データに線が入る”、”ローラーが紙を吸い取らない”が発生し始めます。やはり機械ですので、経年劣化には勝てませんので、たまにメンテナンスしてました。
主なメンテナンスは、「ローラー・レンズ清掃」、「ローラー交換」です。
キムワイプ & クリーナーF1 (ローラー・レンズ清掃)
このセットで掃除します。磨くと黒すんだ汚れが取れます。
すぐ交換しなくても多少回復します。
(※)普通のティッシュだと破れるので、キムワイプ利用がおすすめです。
ローラーの清掃については、公開動画を参照してみてください。特に、この清掃が多かった。
ローラーセット(交換部品)
掃除しても回復しなくなったら、交換してました。
使ってきた中では、交換は2回ほど。
交換手順の動画も公開されています
メンテナンスキット
今回調べてて知りました。メンテナンスキットも販売してました。
全ての機能を活用しようと頑張るほど、辛くなる
最初は、シンプルに目的に合わせて使うことを強くおすすめします。
多くの機能を搭載してあるから、色々使いたい気持ちは湧きますが、私の目的の場合は「溜まった蔵書の電子化」です。
色々機能を試したくなり、大事な一歩「1冊目を電子化する」まで時間がかかってしまったのは、良い思い出です。作業効率を一定に決めて黙々と作業を進めながら、使えそうな機能をちょっとずつ試すアプローチで進みました。
まとめ
一通りの書籍を電子化した後、無事に引っ越すことができました。その後は断捨離が落ち着き、Scansnapもしばらく動かさない日々が続きます。ふと見ると埃を被った状態だったため、今回改めて振り返ってみると、生活を好転してくれた製品だったと気づきます。
決して安価な製品でもないのですが、とても満足度の高い製品だったと感じています。
最近、書籍もまた増えてきたため、お掃除して読み込ませたいな。