【進撃の巨人】あらすじリストで一気に振り返る

2021年5月8日

2020年秋にアニメ第4弾となるFinal Season が控えている「進撃の巨人」
あらすじをリスト化した上、5つのフェーズに区切って振り返ります
(※)本記事はネタバレを含みます。

あらすじリスト

  • 壁の中と巨人編 (1巻〜12巻)          ←1st Season ここから
    • 超大型巨人が襲来して、壁を破壊する
    • 5年後、兵団に志願する
    • 自分が巨人化できると知る
    • 同期の1人も巨人だと分かるが、結晶化する
    • 更に同期の1人も巨人だと知る       ←2nd Season ここから
    • 更に同期の2人が宿敵の巨人だと知るが、逃亡する
    • 巨人を操る力を無意識に発動する
  • 壁の王政編 (13巻〜16巻)           ←3rd Season ここから
    • 王政に兵団が目をつけられる
    • 王政の秘密を暴き、クーデターを図る
    • 同期が新女王となる
  • 壁の外編 (17巻〜22巻)
    • 敵対する巨人との全面戦争で、故郷の街を奪還する
    • 父の地下室で手記を読む
    • 巨人の正体と本当の敵を知る
  • 大陸編(23巻〜26巻)             ← Final Season ここから
    • その後も戦い続ける戦士
    • 宣戦布告
  • 地ならし編(27巻〜)
    • 保守派と改革派
    • 突如の戦闘
    • 始祖との邂逅
    • 破壊の始まり              ← 原作は今ココ★

「進撃の巨人」の魅力の1つは、世界観をすこしずつスケールアップさせてきた点です。
壁による限定的な世界から始まり、王政との敵対・謎の巨人との戦いを経ていく様子は物語から広がりを受け取れます。

壁の中と巨人編(1巻〜12巻)

物語の始まりは、唐突にも超大型巨人の襲来から始まります。
巨人が蔓延る世界を100年間を3重の壁で防護していましたが、壁に穴が空けられます。
閉じた世界観、多くの謎、そして巨人の迫る恐怖の中、人類が必死にもがく導入編です。

主人公のエレンは、母親が巨人に食べられたシーンを見て、駆逐を誓います。
その5年後、壁外調査を目的に編成する「調査兵団」にエレンは志願するも、再び襲来した超大型巨人により壁が破壊された上、巨人に食われてしまいました。絶望的な状況でも諦めないエレンは、無意識的に巨人化して助かります。それは、5年前の超大型巨人の襲来直後、父親から預かった地下室の鍵と共に得た力でした。

巨人化できるエレンを巡り、敵対する巨人達が少しずつ正体を明かし始めます。
超大型だけでなく、獣の巨人、女型の巨人、鎧の巨人、顎の巨人が登場。
そしてエレンを拉致して大陸へと逃亡しますが、間一髪のところでエレンは「座標」を無意識に発動。
多くの犠牲が伴いましたが、何とか壁中に帰還を果たします。

壁の中の王政編(13巻〜17巻)

壁の穴を塞ぐ唯一の希望は、エレンが「硬質化」を身に付けること。この手段を模索している最中、調査兵団は、壁の中の王政に目をつけられます。そこで知っていく王政の秘密と巨人の関係。壁の真の王の存在。図らずとも調査兵団は王政にクーデターを仕掛けていくことになります。

壁の外編(18巻〜22巻)

独裁化していた王政へのクーデターは成功し、課題は壁の穴を塞ぐのみ。ただし、壁外からの謎の侵略集団が街を占拠しているため、万全を期して奪還に臨みます。同期との因縁に加えて、主人公エレンの兄だと語る獣の巨人の能力者ジーク。かつては同期だった超大型巨人と鎧の巨人との戦闘。機動性が高い車力の巨人。激しい戦闘と犠牲の末、彼らを撤退させるに至ります。

無事に壁の穴を塞ぐことが成功した後、エレンの父が残した地下室を目指します。そこには1つの手記と写真が残されていました。語られるのは、世界の姿でした。

大陸編(23巻~26巻)

舞台は、壁中から大陸の侵略者視点に移ります。
エレン達との戦いから4年が経過して、本国に帰還した戦士ライナーは他国との戦争に暮れています。壁中への侵略、始祖の巨人奪還には失敗しましたが、献身性は高く評価されて、戦果を上げていきます。しかし、その内心には、罪悪心が潜んでいました。

なぜ、壁の民への侵略行為を図ったのか。その経緯が語られます。
壁の民は「パラディ島のエルディア王国」「悪魔の民、ユミルの民」と、大陸では呼んでおり、迫害と憎しみの対象としていました。理由は「巨人になれること」と「巨人に侵略された歴史」です。

100年前に壁の王がパラディ島に引き下がりましたが、「始祖の巨人」が奪われたことで、脅威が増している。今は戦争している時ではなく、世界が1つとなって、パラディ島の制圧を成すべきだと語るのは名家のダイバー家当主。そう高らかに宣言した瞬間、惨劇が始まりました。

地ならし編(27巻〜)

「始祖の巨人」「進撃の巨人」「戦縋の巨人」の力を有して、エレンは進み続けます。
「王家の血を引く」兄ジークとの接触によって、壁を形成する超巨人も操れるようになります。
これを阻止しようとする大陸の国「マーレ」、エルディア復権に暗躍する「改革派」、対話を望む「保守派」が物語を展開していきます。

突如訪れた、戦火の火蓋。始祖との邂逅の果て、エレンの真意とは。

まとめ

読み返してみると、これまで気づかなかったシーンや伏線を知ることができました。

個人的に秀逸さを感じてるのは、マーレに住むユミルの民の戦士少女、「ガビ」の変化です。
大人と環境に押し付けられた一方的な考えを、対話と経験から変化させていきます。
「悪魔なんていなかった。この島には人がいるだけ」(29巻)と語る彼女は、物語に何を与えてくれるか。

初期に抱いた謎の数々は解明されていますが、まだまだ読めない展開が続きます。
これからの今後の進撃の巨人を見守っていきたい。