【広瀬隆雄氏】2021/4/18 ビットコイン暴落をどう捉えるか?
広瀬隆雄氏によるYoutubeライブ議事メモ
2021年4月18日 ビットコイン暴落をどう捉えるか?
目次
はじめに
ビットコインの暴落理由について
ビットコインが暴落しています
ちょっとビットコインの価格が下がっているため、話しておこうと思います。
今は、54,700$くらいです。過去24時間で12%ぐらい下落しています。
この理由は、たぶんコインベースIPOですよね。
大きな材料が出尽くしたので「理想買い、現実売り」が出ているじゃないかなと思います。
最近、ディスアポイントメント・期待したけど失望することが多い
最近、このようなディスアポイントメント、がっかりすることが結構多いんですよね。
たとえば、ロビンフット現象。それも下火になっています。チャートをお見せします。
ゲームストップ株(GME) とか凄い相場になったことがありましたが、今下がっています。
その他では、SPAC(特別買収目的会社)。そのブームも一巡しています。たとえば、SoFi(IPOE)、ヴァージンギャラクティック(SPCE)とかね。
なぜ、最近は失望することが多いのか?
追加景気刺激策1.9兆ドルが株式ではなく、消費に向かっている
このようなディスアポイントが最近多い理由は、新型コロナの見舞金が関係していると思います。1.9兆ドルの追加景気刺激策が発表されて、国民1人1人に配られました。これが今までみたいに株式市場に向かっていないということです。
先週木曜日に発表された3月の小売売上高です。すごく上昇しています。前月比+9.8%の約5,569億ドルと極めて強かったです。これが意味していることは、スティミュラスチェック。つまりは、見舞金が実体経済・消費に回っているということが、大事なポイントです。
今年は確定申告の期限が5月にズレた
もう1つ、ポイントは確定申告の時期だということです。季節的に株式市場や暗号通貨市場に持って行きにくい時期だということを指摘しておきます。
例年だとアメリカは、4月15日が確定申告の期限日になります。そして、確定申告前は資金が枯渇して、確定申告の後に株式市場にお金が戻ってくるパターンが多いです。確定申告前は、着地点が分からないので、投資家は納税に備えて手元のキャッシュポジションを高めます。今年は新型コロナで確定申告が1ヶ月伸びました。だから、5月17日が今年の期限日です。僕も税理士さんと打合せして、今年の納税額を決めている最中ですが、まだ返事が来ていません。だから、今年のキャッシュポジションを高めにしていないと投資ができない・動けない状況なんです。納税して残ったお金はもう1回株式市場に突っ込めるんだけど、それができていないということです。
コインベースの今後の見通し
上値が重い展開
コインベースの上場後の株価の動きも見ておきましょう。
250$の参照価格からスタートして、380$でオープンしました。一瞬、429$まで高値が入りましたが、その後に急落して横ばいになってます。だから、上場初日に飛びつき買いした投資家は、今ヤラレになっています。このチャートだと、上値は重い展開かなと考えています。今週からずんずんと上昇するシナリオは描きにくいと考えています。
好材料の出尽くしは、売り
この場合に問題になることは、コインベースの上場に目掛けて先回りしている投資家が多かったんです。コインベースさえ上場してくれれば、それをアテンション、興味を誘うんじゃないか。これによって新しい投資家が沢山市場に参戦して、ブームが来るんじゃないか・・・ということを強気筋は考えていたんだと思います。
しかし、上場初日は不発に終わり、引き味が悪かったんですよね。このままグズグズした状況になれば、新しい投資家があまり出てこないかもしれない。ひいては、ビットコイン(BTC)もグズグズした展開になるかもしれない。一旦、好材料の出尽くしで売りと考えている投資家が多いということです。
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以上です。